蒸らし時間という名の贅沢

 熱湯を注いだあと、ポットにフタをしてじっと待つ「蒸らし時間」。

早く飲みたい気持ちをぐっと抑えるこの数分間こそが、美味しい紅茶を作る大切な工程です。茶葉のサイズによって蒸らし時間は少し変わります。

基本は3分ですが、細かい茶葉なら2〜3分、大きめの葉なら4〜5分が目安。

この間に茶葉がゆっくりとお湯を吸い込み、本来の旨味や香りをじっくりと吐き出していきます。蒸らしている間はポットを揺らさず、静かに見守るのがポイントです。

蒸らし時間を待つ間の静寂や、ポットから漏れ出るかすかな香り。

この待ち時間さえも、紅茶がくれる豊かな時間の一部なのです。


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